ある程度太めで節や割れの少ない玉を適当に斧で割り
それをバンドソーで製材。
更にカタチを作って行って
木のオタマを作っています。
栗の木は生木の方が割りやすく加工もし易い。
オタマにする木は栗や朴が多い。
うちはサクラのオタマは今まで何個も作ってきたがすぐ売れてなくなってしまう。
あまり数ができないのもあるがオタマを一本作るよりスプーン五本作った方が早い。
かと言ってオタマがスプーンの5倍どころか3倍もしない価格だから手間がかかりすぎるので明らかに値段設定を間違えている気がするけど市場価格というのもあるし、今更そんなに変えれもしないジレンマ。
栗の生木ならまだ加工し易いので作る時間も少なくて済む。
昔の人のお歯黒がいわゆるこれなんだけど
まだ生木なんで彫ってる途中に所々黒くなるw
刃物の鉄分と反応しているんだろう。
ちなみに料理に使うと鍋やフライパンも傷つかず軽くて良いです。
木製品なんで使ってくる内に朽ちてくるとか思ってる人も多そうだけど
栗の木は鉄道の枕木にも使われているほど耐久性があって
使ってる内にだんだん色が濃くなって真っ黒になっていく。
そして料理の油なども吸って
えも言われぬ黒い艶がでて50年以上使い続けられるらしい。
木の強さは何物にも代え難い。